鹿角市のラーメンといえば平和軒、平和軒といえばワンタンメンと、数年前からわたしの頭にこびり付いていたキーワード。
78年前からの屋台が発祥の老舗食堂で、アーケードのある花輪新町商店街にある。
向かいに新町駐車場という有料駐車場がありますが、平和軒でスタンプをもらうと無料になります。
さて、メニューが豊富で悩むところですが、やはりワンタンメンを食べることにした。
とても優しいスープで魚介よりも豚骨のライトなコクを感じるバランスの良いもので、実にほっとさせる味だ。
麺はほんのり小麦粉の香りのある上品さが目立つ自家製麺。中太で緩い縮れがあります。
さてさて、ワンタンはというと向こうが透けて見えそうな薄さでチュルンとしていてとても水々しい。
それに具は、ほうれん草・カマボコが彩り良く、メンマ、チャーシュー、小さめな海苔、ネギ。
昔懐かしい味で満足です!とても美味しかった。
ホームページには以下のような説明がありますので貼りつけておきます。
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当店のラーメンは、昭和10年の創業当時よりかわらぬ製法で作られている「支那そば」として現在まで受け継がれております。
麺は自家製多加水麺で二種類の小麦粉とかん水で作られる生麺で防腐剤・着色料は一切使用しておりません。
従って、麺の状態は毎日微妙に違います。(麺が生きている証拠です。また、体に安全な麺といえます) スープは豚骨をベースに二種類の干し魚と昆布そして数種類の野菜を加えて時間をかけて作っております。
また、基本の醤油は地元のフクジュ(浅利佐助商店)の二種類を独自にブレンドして使用しております。どうぞお試しください。
当店の逸品である雲呑(ワンタン)もまた平和軒の名物として創業当時より自家製で受け継がれております。正に「雲を呑むごとく」の食感です。(出来上がるまで2時間くらい要します)
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秋田県鹿角市花輪字花輪 8 - 2
0186 - 23 - 2309
10:30 ~ 18:30
定休日:第 1 日曜日
気温30度を超える某日、用事があって能代市に行って来ました。
能代市のラーメンと言えば「十八番」を連想してしまうのですが、地元のある人に言わせれば、昔から能代と言えばバスケットと吾作だと言われました。
もの凄くタイトなスケジュールでして、現場から隙間を縫ってラーメンを食べるにはギリギリ1店がやっとで、一番近い「北海屋」「ラーメン元気」「吾作」の中から選択。
「北海屋」は中休みだったのかな?同じ並びの「吾作」に行きました。(スタッフ弁当を食べた後ですが・・・)
有限会社吾作は秋田県内に6店舗あり、こちらが本店なようで昭和40年創業の老舗です。能代市で一番古いラーメン専門店なのかな?
元々は「札幌ラーメン」として創業したようですので、迷わず味噌ラーメンを食べてみました。
ラーメン店で初めての経験しました。食べる前にお金を払う前金制です。券売機ではありません人間のレジ打ちです。
自社製麺の縮れのある中太麺に、豚骨、野菜主体のスープはあまり油の浮かないものでクドさがなく、味噌は津軽産をブレンドしているそうですが自分には赤味噌の風味が強く感じます。あっさりして昔懐かしい味噌ラーメンです。チャーシューが多いのが印象的です。
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話には聞いてましたが「味と暖簾を大切にする店」をモットーとしてますが暖簾は掛かっていませんでした。
吾作能代本店(柳町店)
秋田県能代市柳町8-12
0185-54-5391
AM10:00~PM9:00
定休日:なし
秋田県能代市の伝説のラーメン屋さんに、ついに!行ってまいりました。
ラーメンの食べ歩きをしている者にとっては最もハードルが高いお店ではないでしょうか?
何といっても定休日が、水曜日・土曜日・日曜日・祝日ですからね。しかも営業時間が11時から2時までのたった3時間。
さて今回は青森市から「一日一麺」さんと出発をし、途中で「美人ツアーコンダクター」と合流して行ってまいりました。
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看板は小さく目立ちませんが、創業が昭和43年だそうで風格を感じます。
でも、 はっきり言って、お店を発見し難いし、中に入ったはいいが注文から精算までの流れが分からない。
ぜ~~んぶ、さくらさんのアドバイス通りにしました。一緒に行って助かった~
さて、初めての十八番。何を食べるかは味噌と決めてました。
味噌の風味は、大館市の某店より強いです。麺は固めでお願いしましたが、それでも油断すると伸びやすいタイプの麺です。細目で縮れがありますが、津軽によくある細縮れ麺とは触感も違います。
レモンのほのかな酸味と香り。ゴマなどの風味は出しゃばらない程度。香ばしいチャーシューにコリコリしたメンマ。
も~~!絶品です。
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少し、一日一麺さんの塩味(550円)を頂いたのですが、鶏のコクがとてもよく出ていて旨い!レモンとの相性もいいです。
・・・塩の方が好みでした。
いや~~、念願の十八番に行けて幸せ!
それにしても、開店の5分前に入店したんですけど、すでに食べ終えたお客さんとすれ違いました・・・どういうこと?
・・・・・そして一行は大館市のあの店に向かうのであった。
【追記】
あ、そうそう。思い出したことがあって追記します。
テーブル席(本来の店舗部分?)が満席でしたので、奥の縁側に座ってキョロキョロ見回したら、座卓の足にひもが見えた。
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自分たちの座卓だけではなく他の物にも全部。
たぶん、折りたたんで片付ける時に、足の下に敷いている物をいちいち拾わなくてもいいようにぶら下げているんでしょうね?・・・・・すばらしいアイデア。
秋田県能代市追分町2−50
0185-52-7535
11:00~14:00
定休日:水曜日・土曜日・日曜日・祝日
・元祖醤油(並)550円
こちらのお店も「ベルカンプさん」のブログで知ってから、大館市の行きたいラーメン店リストに入っているお店のひとつです。
ラーメン本やネットで検索すると「飛騨ラーメンを彷彿される」と表現されてますが、自分はその伝説のラーメンを食べたことがないので、訪問する前に店主と親しい大館市在住者である知人に予め電話をしてリサーチしてみました。
1.その飛騨ラーメンを目指したメニューは「元祖醤油」であること
2.弘前市の「麺処にぼし亭」はこちらのお店のプロディースで、女性スタッフはこちらで働いていたとのこと
なるほど・・・
メニューは、
・元祖醤油 (ミニ 300円)、(小 500円)、(並 550円)、(大 650円)、(特大 750円)
・魚だし醤油 (ミニ 350円)、(小 550円)、(並 600円)、(大 700円)、(特大 800円)
・とんこつ醤油(ミニ 430円)、(小 630円)、(並 680円)、(大 780円)、(特大 880円)
・煮干しそば 680円、(大)100円増し、(チャーシュー)200円増し
おそらく「にぼし亭」のラーメンはこちらの「煮干しそば」だと思われる。大館市で仕込んで運ばれているようだ。
今回は初訪問なので「元祖醤油」を食べることにした。
少し濁りのあるスープは煮干しの風味を感じる軽やかな醤油味で油は多くありません。
麺は無かん水の白くてモッチリしたストレート麺で、細めのうどんというか・・・ひやむぎっぽい食感と言えば大げさか。
文字で表現するのは難しいですね・・・青森市によくあるラーメンを想像するかもしれませんが、ちょっと違います。
全体的に優しいラーメンで、「毎日でも食べられる身体に良いラーメン」を目指しているという店主の考えがよく伝わります。
秋田県大館市片山町3-11-32
11:00~20:00
定休日:木曜日
数年前に「ベルカンプさん」のブログを見てから行きたくてどうしようもなかったお店のひとつです。
平日のお昼しか営業していないこちらのラーメン店は、旧二ツ井町にあった頃から比べれば行きやすくなったとは言え、青森市からはそう簡単には行けない。
本日やっと念願叶いました。
開店の30分前に到着して1番客です。・・・でも券売機があるのを知らないで座ってしまい、ラーメンの登場は一人に追い越されて2番目。(あれほど沢山のブログで学習したのにな)
まずは味噌と決めてました。
学習していたはずですが見ると驚きます。塩?じゃないよね・・・味噌なんですね。白っぽくスッキリ澄んだスープはとても味噌ラーメンとは思えない。
飲んで二度ビックリはレモンの酸味ですね。実は他のお店でもこの手のラーメンを食べたことがありますが、なぜレモンだったのか思いついた人は天才ですね。
そして香ばしいのは何か。表面にゴマが浮いてますが、スープを全部飲むと謎が解けます。ピーナッツを砕いた物が底に沈んでます。
こちらの自家製麺は細くてストレートな低加水。噛んでシコシコと硬めに茹でた食感の麺はこのスープには好みの組み合わせです。
いや~!実にうまいな~
べルカンプさんも特集記事として執筆に参加した秋田のラーメン本を見ると、店主が店を始めたきっかけは「能代の十八番を食べて」という。
同じく十八番に影響を受けた能代市の「麺屋もと」では一度食べたことがあるのですが、今度はぜひ総本山の十八番に行って見たいですね。
・・・いや、ねぎぼうずの他のメニューも食べて見たい。
【追記:2010,4,27】
・・
らーめん 塩(650円) らーめん しょう油(680円)
今回は二杯食いです。しお→しょう油の順で出してもらいました。
どれもおいしいですが・・・
自分の好きな順番は、みそ.しょう油、しおの順です。
秋田県大館市片山1-5-9
11:00~14:40(ただし麺・スープが無くなり次第終了)
定休日:土、日、祝日