幻の麺 支那そば 450円
ここは青森市民にはお馴染みの青森県総合運動公園の入り口にある食堂。
今でこそ毎日のようにラーメンを食べて汗をかいているオイラですが、昔はこう見えても(どう見えて?)アスリートとして体育会系の汗が光る人間だった。
試合で買っても負けてもここでラーメンを食べたり、夏休みにプールで泳いだ帰りにラムネを飲んだりしたもんだ。
そういえば中学生の頃、高飛び込みのお姉さんの美しい水着姿を見て胸がドキドキし、体が熱くなって、この店に駆け込んでカキ氷2杯食べたこともあったな・・・
いわば、この店の食べ物は全て自分の青春時代の味なのである。
この場所に移ってきて45年の老舗食堂。
ラーメン好きの人は、暇な時間帯に行って店主に話しかけてみてください。
小麦粉の産地や製麺へのこだわり、スープの秘密、語りだしたら止まりません。
かなりのお話し好きです。
店内には昭和20年代に現在の駅前(グランドホテルの辺り)に店舗があった頃の写真があったり、俺が尊敬する鹿内一生氏の水墨画があったり、「当店の食べ物はスポーツ選手の体のことを考えて・・・・や、・・・や・・・など科学剤は一切使用してません」などの張り紙がある。
ラーメンの味ですが、上手く説明できないのが悔しいですが、店主曰く魚ダシにはかなり気を使って、鰯・鯵・サバの節系の煮干や、焼き干し。そしてコクを出すためにガラ系を加えるブレンド方法には毎日気を使っている。それに注文を受けてから麺を切って出すラーメンの一杯が450円。
恐れ入ります。旨いです。守り続けて欲しいガンコ津軽スタイルな味です。
一句「わらはんどさ いっぱだんだものは かへてぐね」
【追記:2010、10,27】
ラブラブラーメン(500円)
・・・
青森市浪館近野11 青森県総合運動公園の入り口
10時~16時(但し、ラーメンは11時頃から)
定休日:年末年始