東北運輸局青森運輸支局の隣にある青森県交通会館の食堂です。
たまたま用事があって来たのですが、ちょうどお昼だったので今日はこちらで久しぶりにラーメンを食べることにしました。
ラーメンの系統は、青森市内の一般的な食堂ラーメンなのですが、メンマの食感がいいのがやけに印象に残りました。
今度は600円のみそラーメンを食べてみようかな。
ここは国土交通省管轄かな?
久しぶりに、「役所のラーメンシリーズ」に追加します。
青森市大字浜田字豊田139-21
食堂の営業時間
9:00~15:30
定休日:土・日・祭日


小説「津軽百年食堂」の第一章にこんなことが書かれた一節がある。
『賢治は(~~~中略~~~)弘前城下の「十文字」と呼ばれる賑やかな馬車道の交差点で、露店の蕎麦屋をはじめたのだった。』
これは正しく、旧尾上町の中心地である「十文字」の馬車場前に開業して現在4代目の「大十食堂」を地理的なイメージとして参考に物語を書き上げたもと思われます。
津軽を代表する人気店であり、創業120年という県内最古参の大衆食堂である。
店内はカウンター席が6つ、4人掛けテーブルが3つ、座敷が5つと結構な集客力があり、お客さんは入れ替わりどんどん入ってくる繁盛店だ。
今回食べた中華そばは、スープをまず飲んでみると豚骨の丁寧な旨味が最初にやってきて、優しい焼干しの風味がほのかに感じて全体的に上品だ。
それに合わせる自家製の手打ち風縮れ麺はツルンと喉越しがいい。具は堅めチャーシュー、メンマ、ネギの他に、ナルトが見た目にいいアクセントになっている。
食べてみてものすごく心が落ち着く味だ。
その小説に登場するヒロイン「トヨ」が青森から電車に乗って焼干しを背負って「十文字」に売りに来るシーンを思い出してしまった。
「Aセット」はハーフの中華そばと、この辺の名物である太麺の焼きそばに、おにぎりとおしんこが付いてきます。
ラードで炒めた焼きそばはツヤツヤ輝いて濃厚な味付けがバッチリ旨い!
普段ラーメンしか食べないラーメンマニアにも(そんな人がいるかな?)、ぜひこの焼きそばを食べて欲しい。
炭水化物のフルコースのような昼食でしたが、大満足です。近くにこんな食堂があったら毎日でも通いたい。
平川市尾上栄松19-1
0172-57-2022
11:00~18:30
定休日 月曜日


思っていたより用事が早く済んでしまいましたので。五所川原市まで足を伸ばすことにした。
先日誓った今年の目標のひとつ。「津軽百年食堂」巡りのための第一歩。明治時代から続くこの食堂は現在4代目だそうです。
先代は放蕩店主だったようで、小説「津軽百年食堂」では二代目の役のモデルになったようである。
ひっそりとあまりにも街に解け込んでいて、カーナビを使っても通り越してしまいました。
中に入ると満席で立って待っている人が二人。自分の後からもどんどんお客さんが入ってきて人気のほどが伺えます。
注文したのはこの店の名物の天中華。中華そば(450円)に青森県産のホタテを使ったかき揚げが乗っかっってきます。
そば屋さんの割には動物系がしっかり利いたスープで、細く縮れた自家製麺がベストマッチ。
初めて食べるのにズルズル食べ進むにつれ懐かしさが込み上げて来る。
みそラーメンも注文しました。
たっぷりの野菜とひき肉が入っていて、程よい甘さが口に広がるみそラーメンもあっさりして食べやすい。
但し、中華そばと同じ細麺なので伸びないように急いで食べることをお勧めします。
お店のテレビでは、野球世界一を決めるWBCの決勝戦を放映。
それでも常連客は居座ることもなく、混んできた店の気配を感じて急いで平らげてサッと他の客に席を譲る。
店員の接客も抜群だが、100年以上も続く理由のひとつには、こういった常連客の気遣いも大切な要因となっていると思いました。
青森県五所川原市上平井町116
TEL 0173-35-2474
営業時間 9:30~17:00
定 休 日曜日


著者 森沢明夫
発売 3月3日
発行 小学館
定価 1,500円(税別)
発売されてすぐに買ったのですが、やっと今日読み終えることが出来ました。
本の帯にはこう書かれてます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読んだあと、一週間は 心がほかほかです。
美しい映画のような
この小説を
読み終えたとき、
あなたはきっと、
恋人、家族、友達、夢、故郷・・・・・・、
すべてを抱きしめたくなって
いるでしょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最初はグルメ本だと思いました。ところがフィクションではありますが、作者が取材で得たエピソードを盛り込んだ、津軽の百年食堂を舞台とした恋愛小説です。津軽の美しい景色が目に浮かび、純朴な津軽衆の人間味が溢れる傑作です。ぜひ映画化してほしいです。
百年食堂とは、津軽地方で三世代、70年以上続く大衆食堂のことだそうで、 作者は津軽地方に現存する10軒の津軽百年食堂を取材して執筆したそうです。
いや~!読み終えてウルッときましたね~!
ぜひ、読んでいない人は桜の季節に読むといいかも。
巻末に取材をした10軒の津軽百年食堂が紹介されてますが、まだ行ったことがない食堂があります。
今年はこの津軽百年食堂の制覇を目標とするかな。
そして、弘前の桜祭りで津軽そばや中華そばを食べたいな。
もう一回読もっと・・・
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葱煮干ラーメン 850円 つけ麺 800円
津軽ラーメン街道に2月28日に期間限定オープンしたご存知、博多豚骨「ラーメン凪」
そのネクストブランドとして新宿に居を構える「新宿煮干ラーメン凪」の青森店と言ったほうがいいのかな。
津軽の煮干しラーメンに刺激を受けて創作したラーメンとのことですが、煮干しラーメンの本場に出店するのは相当な覚悟がいることでしょうね。
もう既に総合リンクさせていただいているブロガーさんは食べたようですね。早い!
一日一麺さんが「味玉煮干ラーメン」850円
いとぴん夫婦さんが「特製煮干ラーメン」900円と、「味玉つけ麺」900円
heroheroさんが「煮干ラーメン」750円
wishさんが「新宿スペシャル煮干ラーメン」1,100円
ということで、比較するためにも皆さんが食べていないメニューを選ぶことにしました。「葱煮干ラーメン」と「つけ麺」です。
違うメニューを選んだ理由はもう一つあって、新宿店で出しているという一反木綿みたいにピロピロした「いったんも麺」はどのラーメンに入るのかな?って思ってましたが結局どれにも入っていないようだ。
新宿限定なのか自分の情報が間違っていたのかちょっと寂しい気分になっちゃいました。
さて、ラーメンですが、ほほ想像通りでしたね。
煮干ラーメンのスープは少し低めの温度でしたが煮干しのいい香りと鶏のコクがとても素直に入ってくる。醤油タレとの相性も良く津軽衆にウケルこと間違いなしですね。
麺はうどん並の太麺で手もみ風。加水率は45%の多加水麺との説明があったその麺は歯ごたえシコシコ喉越しツルツルで味もいい。
具はメンマは無く、海苔とネギと薄くスライスしたチャーシューです。
つけ麺のタレも煮干風味全開です。麺は200gでも300gでも同じ値段ですが、200gにしました。
ほんの少し酸味を感じるサラッとしたつけダレですが、こちらにもラーメンと同じく煮干し粉と油がキラキラ浮かんでます。
極太麺の味をストレートに味わうなら、矢張りつけ麺の方がいいでしょう。
それにしてもこのつけダレは旨いな・・・スープ割りしたいくらい旨い。でも誰かのブログではスープ割りをしていないと書いていたのを思い出した。
すると後ろでお姉さんがお客さんに、元気良く「はい、スープ割りお持ちどう!」
ずっこけました・・・
もちろん自分も頼みました。
このスープ割りがすごいのなんのって・・・スープはラーメンのスープより熱々で出てきます。
そして煮干しが濃い!!煮干しが嫌いな人には無理!
それもそのはず、器の底に煮干し丸々一個と煮干しの頭が二個沈んでました。尾上の「味助」のラーメンにも煮干が沈んでいたことを思い出しました。
あ、そうそう・・・ラーメンはもちろん完汁。
この「凪」の文字を見たかったんです。
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青森県五所川原市大字唐笠柳字藤巻517-1
エルムの街ショッピングセンター2F 津軽ラーメン街道
11:00~21:00(L.O 20:30)
年中無休

