青森銀行藤崎支店の向かいにある食堂です。
「くまさん」のブログを見てチェックしていたお店ですが、夏に伺った時「しばらくの間休業」の張り紙を見てショック・・・
その後、くまさんから再開したとのメールをいただいたのだが、ずいぶん間が空いてしまいました。本日やっと初訪問。
壁のメニューを見ましたが、このお店の雰囲気から迷いなくシンプルな中華そばを注文することにした。
かがや食品らしい縮れのある細麺。具はオーソドックスに長ネギ、チャーシュー、シナチク。
スープは鶏ガラとカツオと昆布で、丁寧に出汁を引いたのがよく伝わる深い旨味を感じる優しい味。
懐古的な店の雰囲気で味わう、ほっとする懐かし味のラーメン。うまいな~、完汁です。
ふと、視線を前に移すと・・・
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木?
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木製のおかもち!
お話を聞くと、今は造り手がいなくなってしまった貴重な木製おかもちなんだそうです。
上にあるのがヒノキ製で、下にあるのが杉製。杉の方が軽くて使いやすいそうです。
最初は釘を一本も使わないで作られていたのだが段々痛んだので釘を打って修理して使っているそうです。
木製だと下が滑りにくくて保温性も高いので優れもの。思わずいい仕事してますね~って言いたくなります。
このおやま食堂さん。実は江戸時代から続く老舗です。
昔から店の正面の道路は青森市に続きます。右に行くと弘前市で、左に行くと五所川原市。(ちなみに後ろに行くと川にぶつかり白鳥の飛来地)
昔は旅の途中に、この交差点に馬を繋いで蕎麦などを食べさせていた休憩所のような役割を果たすお店だったようで、女将さん曰く「昔のジャンクションだおん」とのこと。なるほど。
色々昔話を聞いて楽しいひと時でした。でも後継ぎがいないとか・・・寂しいね
中華そばの他のラーメン類は・・・塩ラーメン(550円)、味噌ラーメン(700円)、野菜ラーメン(700円)、もやしラーメン(650円)、かつ中華(800円)、親子中華(700円)、五目中華(750円)、チャーシューメン(750円)
住所:青森県南津軽郡藤崎町藤崎村元75
TEL: 0172-75-2087
10:30~15:00
国道7号線から藤崎町のジャスコに向かう339号線バイパスに入り、カネカメ中村醸造元を左折すると向かいにあるラーメン専門店です。
今年の1月にオープンしたようで、店名の岩根屋は実家が旧常盤村で豆腐屋さんを営んでいたそうで、その屋号をそのまま使用したとのことです。
店内はお洒落な雰囲気でテーブル席のみ。4人用が3つと、2人用が一つ。 メニューは今回食べたラーメン(600円)の他に、チャーシューメン(800円)、からあげラーメン(700円)、ワンタンメン(700円)、マーボーラーメン(700円)があります。
ラーメンですが麺は細くて強い縮れというか、津軽地方でよく見かけるギザギザ麺です。
メニューには「サッパリしているのに味わい深い、飲み干したくなる自慢のスープ」と書かれており、とても優しい印象のスープで飲み干しちゃいました。
具は、長ネギ、チャーシュー、ナルト、シナチク、麩、ワカメです。
今回は道に迷って偶然発見して入店したのですが、若くてイケ麺な店主が一人で切り盛りしており、とても爽やかな語り口です。
今度はマーボーラーメンを食べたいな。
南津軽郡藤崎町西豊田2丁目8-18
11:30~14:00
定休日:日曜日・祝日
田んぼアートで有名な田舎館村役場の向かいにあるラーメン屋さんです。
以前は役場の敷地内かな?アート直売所が並んでいる場所で営業しているのを見たことがありますが入ったことがありませんでした。
平成21年10月からこちらのプレハブに移ったそうです。
「どんこ」って知ってます?青森市内ではあまり見かけませんが、下北の居酒屋では人気で鍋ものなどで良く食べてました。
グロテスクですが、とてもおいしい深海魚です。
こちらのご主人は、(有)かねちゃんホルモンの経営者だそうで、釣好きで大畑町の漁師さんにどんこ出汁で作ったソウメンをご馳走になり、それをヒントに日本初のどんこラーメンを考案したそうです。
どんこを干したもので出汁を取るそうで少し濁りがあります。
魚のクセが前面に出る直球的なスープと思いきや、生臭さはまったく無く、むしろバランス重視とされたタイプのラーメンでした。
ラーメンは細麺と普通麺の2種類から選べ、縮れのある細麺にしました。
ラーメンの面構えがいいです。津軽美人です。チャームポイントは麩。他にシナチク、長ネギ、厚いチャーシューが入ってます。
青森のラーメンって、イワシの煮干し、焼干しはもちろん、鯖だったり、サンマだったり、アジの焼干やサメ節など多種多様な魚出汁のラーメンがありますが、さすがにどんこラーメンはこちらだけでしょうね。
青森県南津軽郡田舎館村大字田舎舘字中辻133-7
0172-58-4455
11:00~15:00
定休日:日曜日
ここ2~3日、4月のような陽気でドライブしたくなり、スキーと温泉の街大鰐町に行って来ました。
ちょうど1年くらい前かな?ある同じ趣味を持つ人からこちらのお店のことを聞いて思い出して訪問してみました。
その人の話だと、現在の店舗は数年前に移転したもので、最初は店名の由来の通り駅前の角にあったそうです。
そして、馬肉のチャーシューが入っていると聞いた記憶があるのですが、自分が食べた物は他のメニューだったようです。
大鰐町には「もやしラーメン」と書かれたノボリがあちこちにあるように、温泉熱を利用して作られた温泉もやしが名物です。寒い時期にしか栽培できないようですので、暑くなる前に食べておきたかった逸品メニューです。
こちらのお店のもやしラーメンは「醤油」「味噌」「塩」の三種類から選ぶことができ、今回は醤油味でお願いしました。
細長くてシャキシャキした心地よい食感のモヤシはさすがで、豚肉と一緒に炒められてとても旨い。
このモヤシは本当に豚肉と合いますね。相性より技術のせいなのでしょうか?もう少し食べたかったな。
麺は細くて緩い縮れがあり柔らかめのモッチリ麺です。
店内には焼干しスープの文字を見つけましたが、こちらのスープにも焼干しを使用しているのでしょうか?上品な甘みがいつまでも口の中に残ります。この嫌みのないすっきりした後味は実にいい。
モヤシ炒めの油が入らないラーメンだったらどんな印象なのかとても興味があります。他のメニューもきっと美味しい予感がします。
ご馳走さまでした。
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青森に帰る前に、この近くの酒屋さんで温泉モヤシを買いました。1束230円でしたよ。
新聞紙に包んで、セロテープで止めて、ささっと袋に入れる淀みない動きと言葉と笑顔。
便利でマニュアル化された大型スーパーにはない買い物の愉しさを味わえました。いや、大型スーパーがどうのこうのじゃないですよ。ついつい子供の頃にお使いに行った事を思い出させる商店があるのが嬉しいです。
4月に映画公開される小説「津軽百年食堂」のモデル店が数店ある大鰐町は情緒があって大好きな街です。
また来ます!
青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字大鰐251
0172-48-2747
11:00~16:00
不定休
旧常盤村にある札幌ラーメンの人気店です。
お久しぶりでございます・・・
メニューには味噌、醤油、塩ラーメンの順に書かれてます。
まだ塩ラーメンを食べたことがないのですが、悩んだ挙句、味噌ラーメンと正油ラーメンを注文。
同時に配膳されましたが、見た感じ区別がつかないほどです。
豚骨、鶏ガラ、煮干し、昆布、玉ねぎ、ニンジンなどを6時間も煮出ししてスープを完成させるそうです。
味噌ラーメンは赤みそ味が前面に出てコクがあります。表面にはラードが浮かびます。このスープにはこの中太で緩いカーブのある玉子麺がよく合います。
うん。懐かしい。
30年近くも前ですが、自分は札幌市民でした。その頃食べ歩きをしたサッポロラーメンはこんなラーメンが主流でした。
ススキノの老舗「芳蘭」とかの昔懐かしいサッポロラーメン味です。
正油ラーメンも味噌ラーメンと同じで、具は挽き肉、メンマ、ワカメと、野菜はモヤシと玉ねぎ。
そう言えば「芳蘭」のラーメンにもワカメが入ってましたね。
これはクラシックな正統派サッポロラーメンと言ってもいいでしょう。
【追記:2011.7.31】
・味噌バター (750円)
南津軽郡藤崎町榊字亀田9-10
0172-65-2947
11:00~20:30
冬期(1月~3月)
11:00~20:00
定休日 月曜日
祝日の場合は翌日休み