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塩らーめん 750円 正油らーめん 750円
今でこそインターネットで馬券を買えるようになりましたが、昔はG1レースが始まれば仲間と交代で函館競馬場まで馬券を買いに来たものでした。
修学旅行なども函館だったし自分にとっては函館はとても身近に感じます。
ニュースで青森-函館間を結ぶ世界最大級・最高速の「ナッチャン」が10月限りで運航を休止すると聞いて大変ショックを受けた。
まだ一度も乗った事がないので急に思い立って函館にナッチャンで家族旅行をすることにした。(説得材料は十分)
実は去年の家族旅行も函館だったが湯の川に一泊。今度はベイエリアに一泊したい。最上階(13階)の天然温泉大露天風呂から見下ろす百万ドルの夜景は最高だぞ。(本当は単に函館ラーメン食べたい)
急だったので希望のホテル「ラビスタ函館ベイ」は3連休ともあって満室だった。
しかし・・・コネを使って何とか一室確保。(ホテルの隣りに「麺厨房あじさい 函館ベイ美食倶楽部店 」があるし。)
函館に着いて最初の食事は「来々軒」のラーメンだった。
最後もやはりラーメンで締めくくりたいという我がままで、昨年本店で食べてとても旨かった「一文字」の函館朝市店で最後の食事。
自分が言うまでもなく函館の有名店ですので説明は不要かと思いますが。一応HPはコチラ。
七輪で炙ったチャーシューが印象的でした。今回函館で食べたラーメンは三軒の5種類。その全てのチャーシューが旨かった。
函館ラーメンは塩ラーメンのあっさりスープがクローズアップされますが、チャーシューがうまいラーメン屋さんが多いですね。それもご当地ラーメンとして全国的に認められた要因の一つかもしれません。
いや~・・・昨年、本店で食べた「あじさい」の支店が近いので余裕をこいていたら、行くのが遅すぎて閉店してました・・・
函館市若松町9-10 函館朝市どんぶり横丁市場内
0138-27-2333
営業時間 10:00~19:00
定休日 木曜日
・バターコーンラーメン 800円
地元の人に「どこのラーメンが好き?」って訊いたら「エビス軒」とキッパリ言い切った。
その言葉を信じて呑んだ後の〆ラーメンは「エビス軒」に決定。
飲食店が並ぶ祇園通りに居を構えるその人気店。目印の黄色い看板を探して迷わず辿り着く事ができた。
創業昭和4年。現存する函館市のラーメン店では一番古い店なんだそうです。
お勧めのバターコーンラーメンを注文する。
昼に食べた来々軒とは違って、少し白濁して脂がたくさん浮いたスープに中太で少し縮れた麺。モヤシ、海苔、キクラゲ、ネギ、ちょこんと可愛く乗っかったウズラの玉子、缶詰ではないコーン。
何となく札幌ラーメンに似ていると思ったら、「うちは札幌ラーメンだよ」と言われた。
え~!看板を良く見たら確かに札幌ラーメンと書いてある。俺って函館に札幌ラーメンを食べに来たの?函館一の老舗が函館ラーメンではないなんて・・・
気さくなご主人はいろいろお話をしてくれる。
ご主人は3代目で、札幌での修行経験もあるそうです。
チャーシューを褒めたら、とても高価な肉を使っているそうで評判がいいようです。
こってりしているように見えるスープは豚骨・鶏ガラなどと、昆布・宗田鰹のWスープ方式だそうで、飲んでみると意外とあっさりで、残ったスープを使って玉子入りのおじやを100円で作ってくれる。
ラーメンは他に塩ラーメン・醤油ラーメンが650円、次は味噌ラーメン(750円)を食べてみたい。
後継ぎは無く、このご主人でエビス軒の暖簾を下ろすのは誠に残念である。
函館市松風町3-10
0138-22-1262
営業時間: 16:00~23:00
定休日: 日曜日
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塩ラーメン 600円 正油ラーメン 600円
函館の二十間坂と路面電車通りが交差する角に「ランチの女王」というドラマのロケで「キッチン未来軒」として使われたブティックがある。
そこから函館港方向を見て斜め左に「来々軒」があり、看板には昭和10年創業と書かれている。
当初はカフェだったそうで、中に入るとその名残が随所に見受けられ、入店するなり圧倒されて足を止めてしまった。レトロという表現ではあまりにも言い足りないその雰囲気は「現存する最古の~」と冠がつきそう。
他のお客さんの注文を観察して分ったのだが「ラーメン一丁!」と言うとそれは矢張り塩ラーメンのことを差す。青森だと疑いも無く醤油ラーメンだがさすが函館だ。
スープはゲンコツと豚モモ肉で取っているらしく、とてもスッキリとして旨い。これほど透明感があって、これほど旨味が濃厚な塩ラーメンに出会ったのは初めてだ。
お店の人が言うにはスープに使ったモモ肉を途中で取り出し、砂糖や醤油などの味付けでフライパンで焼いてチャーシューを作るのだそうだ。
噛めばじんわりと美味しさが広がるこのチャーシューはかなり好みの味だ。
麺はツルツルしたストレートな中細麺で、あとはメンマとネギが入ったシンプルなものだ。
正油ラーメンは香ばしい風味が特徴的なスープで、色も味も濃く青森の人にも受け入れられる味だと思う。
昨年、いろんな映画・ドラマのロケ地巡りをしてこの辺を通ったのだが、このラーメン好きの自分がなぜこの店に入らなかったのか後悔。なんとなく損をした気分になり再訪を誓う。
函館市末広町16-3
0138-22-2803
営業時間:11:30~18:00
定休日:毎週 日/祝
同じ津軽ラーメンでも醤油ダレが強めの青森市と、出汁が濃い目で醤油ダレ控えめの弘前市とで特徴が分かれている。もちろん、そうでない店もありますが青森市民の自分から言わせればここのラーメンは弘前ラーメンの中で最も分かりやすくて受け入れやすい味で、初心者には丁度いい気がしてならない。そして通うほどにホッとする味で懐かしさを感じるようになる。
ドンブリには「T 2230」と電話番号が書かれている。いったい何十年前からのドンブリなの?
創業して70年という老舗食堂の風格を感じる。そしていつ来ても賑わっている人気店で、昼時はこの煮干しと昆布を感じるスープに自家製細めんの一杯を求めに次から次へと来客が絶えない。
住 所:弘前市石川字庄司川添91-1
TEL:0172-92-2230
FAX:0172-92-2245
営業時間:AM11:00~PM2:30 PM5:00~PM7:30
休業日:木曜日
先日「はれやま食堂」でラーメンを食べた後に、確かこの辺に食堂があったはずだと自転車でウロウロ探索したのだ。
昔の記憶をたどって一平食堂を見つけたときは嬉しくなりましたね。
さて、一言でラーメンと言っても「ラーメン、拉麺、醤油ラーメン、正油ラーメン、中華そば、支那そば、焼干しラーメン、煮干しらーめん・・・」などとお店によってメニューが違いますよね。
でも津軽の場合「ラーメンと手打ちラーメン」「中華そばと醤油ラーメン」「あっさり中華と焼干しラーメン」など、似たような物が複数あるお店も珍しくない。
ここもそうである。ラーメン類は15種類ほどあるのだが、その中に選択に悩むメニューが3種類ある。
1.ラーメン 450円
2.醤油ラーメン 550円
3.手打ちラーメン 530円
これは悩みますね・・・違いを訊いて見た。
店主曰く、 「ラーメン」=細麺でシンプルなラーメン
「手打ちラーメン」=ラーメンを手打ち麺に変えたもの
「醤油ラーメン」=太麺+野菜が入っている
う~ん・・・・・さてどれにしよう?
冗談で「支那そばください」
すると店主がオバチャンに向かって「あいよ~!ラーメンひとつ!」
うわ~そうきたか。
出てきた支那そば・・・もとい、ラーメンは黄色い縮れ麺に、煮干しだしで醤油ダレ強めスープ。そしてしょっぱくて硬いチャーシューとメンマとネギが入っている。このシンプルかつキリッとした味のラーメンは青森市でもっともオーソドックスな食堂ラーメン。
何となく全メニューを制覇したくなって「今度は違うラーメン食べに来ます」と言って店を出た。
一句「にしぐちば ばやらどあさぐの くせさなる」
青森県青森市篠田1丁目22-2
017-766-0655
11:30~14:30 18:00~22:30
定休日 日曜日