三沢市の「としない食堂」に行ったときに偶然見つけた食堂です。
食堂と言っても、合いカギ屋の看板もあったり、何よりも何で「モナコ」なの?って疑問だらけで訪問しました。
とても地味な店構えで、ちょっとお気軽に入店したら真っ白なコック服のおじ様が「いらっしゃいませ」と挨拶されて度肝を抜かれました。
食堂の一般的なメニューの中から・・・ラーメン。
なんのヒネリもなくラーメンをオーダー。
ラーメン類は、みそラーメン、五目ラーメン、チャーシューメン、もやしラーメン、レバニララーメン、が550円。冷し中華が600円です。
ノーマルなラーメン(430円)を注文しました。安い!
ガラ系のスープがどこか懐かしい味を醸し出していてとても好きなスープだ。
ちょっと思い出せないがどこかで食べたことがある麺。細い縮れ麺は少し固めに茹で上げられていてお見事。
具は厚めにカットした麩と、歯応えのいいシナチクがたっぷりなのが印象的。
いや~、とても美味しくいただきました。この値段でこのクオリティーは嬉しいです。
しかし・・・なんでモナコなんだ?
青森県三沢市下久保3-15-10
0176-53-2772
三沢米軍基地から飛んでくるラジオ(AFN MISAWA)のアメリカンミュージックを聞きながらドライブをしていると、全国チェーン三沢店と看板にある某ラーメン店を発見。
慌ててハンドルを切ると、なんと向かいにはもっと引きつけられる食堂があるではないか。
看板には「としない食堂」そして、ひらがなで「としない」と書かれた暖簾をくぐると、昭和レトロな雰囲気で4人掛けテーブルが2つに、座敷にもテーブルが2つ。「いらっしゃい!」と元気なお爺ちゃんの声。
どうやら老夫婦二人で切り盛りしているようだ。
メニューには英語で振り仮名しているあたりが三沢らしい。
「NOODLES」の中から、やはり迷わず「Chinese noodles」を注文してみる。
バランスの良い優しい風味ですが醤油味がはっきりしているスープ。細くてプリプリした麺。普通の2倍くらい厚い麩。たっぷりのメンマとネギ。チャーシューはとても味わい深いものが2枚。
いいね~。懐かしさを感じるラーメンだ。
満足して再びハンドルを握り近くをウロウロしてみると、近くに「モナコ食堂」?
気になるな~
十枝内食堂(としない食堂)
青森県三沢市下久保3-20-11
0176-53-5391
10:30~21:00
あの有名な天下一品ではありませんが、ここを通る度に気になるお店でした。
おばちゃん一人で切り盛りをしてます。
月曜日から日曜日までの日替わり定食があるということは定休日がないんですね。
店名の入っているメニューの天下一品ラーメンが気になります。イカ、タコ、野菜、カニが入ったみそ味のラーメンなようです。
でも、シンプルにラーメンを・・・
ラーメンは、あっさりスープに中太麺で、少し硬めでプリプリしてます。
具は甘いチャーシューが特徴的で、他にはナルト、メンマ、麩、たっぷりの長ネギ。そして、たくわんと、きんぴらごぼうが付いてきました。
ラーメン類は他に、塩ラーメン(500円)、みそラーメン(600円)、チャーシューメン(650円)、みそチャーシュー(8000円)、辛みそラーメン(650円)、辛みそチャーシュー(850円)、ねぎしょうゆ(550円)、ねぎみそラーメン(680円)、ざる中華(450円)、
ちゃんぽん麺(650円)、塩エビワンタン麺(600円)
住所 青森県三沢市猫又22-135
TEL 0176-52-6313
営業時間 11:00~18:30
定休日:不定休
青い森鉄道・十和田観光電鉄三沢駅の真ん前にあるお店です。
カウンター席あり、テーブル席あり、座敷あり・・・カラオケまであり。
このお店の近所に寺山食堂がありました・・・余談です。
厨房前のカウンターに座りました。振り向くとガラスの向こうにもカウンターがあるんですね。おもしろい造りです。
ラーメンが400円だなんて、嬉しい値段ですね~
ゆるい縮れのある中太の麺に、ホロホロと柔らかいチャーシューと、メンマ、麩、ネギが入ってます。
スープはさらりとしたクセのないものでサッパリといただけるラーメンです。
おすすめメニューは、「しょうゆラーメン、おしんこ、小鉢、ライス大」のラーメン定食600円だそうです。
【余談】
「かくれんぼ三つかぞえて冬となる」 寺山修司
三沢市を訪れた理由は、ここからすぐ近くの不動神社に行きたかったのです。
寺山修司が遊んだと言われるこの神社の巨木(ケヤキ)が切り倒されたニュースを聞いて自分の目で確かめたかった。
とてもショックでした。おそらく三沢市で一番の巨木であったろうケヤキ2本が無くなってました。鳥居までない・・・
空を隠すかのようなあの巨木が今はない。すっかり明るくなってしまって境内にいても、磁場があるかのようなゾクゾクした感じはしない。
かくれんぼの鬼が使うような境内の木もない。どうして一気に何本も木を切ってしまったのだろうか?
青森空襲の後、寺山修司は母親と一緒に、父親の兄が経営していた三沢駅前の寺山食堂二階に移住します。
今は道路になってますが、その食堂のすぐ近所に今日ラーメンを食べたきらく亭があります。
三沢市にはもっと寺山修司ゆかりの跡地を大事にしてほしいな~。マップ作ったり石碑建てたりとかできないものですかね。
尚、寺山修司も食べたラーメンに興味のある方は青森市の「小田九」へどうぞ。
「大いなる欅(ケヤキ)にわれは質問す空のもつとも青からむ場所」寺山修司
青森県三沢市本町2-71-1
0176-53-1087
11:00~20:30
定休日:日曜日
三沢市とむつ市を結ぶ国道338号線沿いにある食堂です。
看板が小さいのでうっかりすると見逃してしまいます。
だいぶ前に友人から聞いていたのですが思い出して訪問してみました。
実は一度伺ったことがあるのですが臨時休業してまして、そのことを話したら近くの温泉に行っていたかも?と言われました。
アットホームで小さなこの食堂は70過ぎのご夫婦二人で切り盛りしていて、基本的に定休日はないのですが温泉が65歳以上だと無料なので昼過ぎにフラッと行くことがあるそうだ。
さて、メニューですが基本的に食堂ですので、麺類・丼物・定食など何でもありますが、どれもこれも申し訳ないくらい安い。
ラーメン類は、ラーメン(300円)、みそラーメン(430円)、もやしラーメン(430円)、タンメン(450円)、チャーシューメン(450円)、山菜ラーメン(450円)とあるのですが・・・申し訳ございませんが一番安いラーメンを。
トンコツ、鶏ガラ、野菜で出汁を取るようでとても優しい味がします。お二人の人柄が見事に表わしている一杯のラーメン。
とても幸せな気分にさせてくれます。
山菜ラーメンが気になるのでまた来ます。
温泉で体を癒しながらいつまでも元気でいてください。ごちそうさまでした。
三沢市六川目8-34-329
0176-59-3600
10:00~19:00
不定休